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注 意
材料は、燃え易いものが多いため取り扱いには充分注意して下さい。 本サイトの情報はあくまでヒントであり、この手順どうりに作業を進めて万が一不測の事態に陥ってたとしても当方では責任を負いかねます。 自身の自己責任の範囲で判断して下さい。

デザインで迷っている場合は ―――→ ヘルメットデザインのコツ 
ヘルメットのペイント
デザインが決まったらヘルメットを塗ってみましょう。
こんな感じでイメージを膨らませます。 チェッカー模様の編み方はオリジナルのつもりなのですが、似たような雰囲気のヘルメットのデザインは探せば結構あるかも? フレアーとチェッカーというポピュラーなモチーフなので、他にはない特色と実用性を兼ねて(ナイトラリーで使うため)反射シートでチェッカーを表現してます。 たまにはマーカーなんかで着色したりもするのですが、実際の色と違う事や塗ってる最中に気が変わることも多いので、、、  几帳面な人はパソコンでデザインして着色したりしてます。 いずれにしても作業に入る前にイメージを固めておくことが、とても重要です。
外せるものは全部外して、マスキングと下地処理をペーパーがけでなどで行います。 ペーパーがけは、耐水性のサンドペーパーに水をつけながら作業すると目詰まりしにくく楽です。 大体、♯600〜800の番手で作業します。

フチゴム外しに使っているのはスクレイパーを研いで作った手製の工具です。
       ―――→ 刃物の知識
ヘルメットのフチゴムを外すのはかなりコツが要る作業になります。 ボクの場合は専用の刃物を自作してますがプロの方だとデザインナイフを使う事が多いようです。 オンロードのヘルメットの場合はエアスクープなどを取り外すためには、内装の発泡スチロールを外す必要が多いため更に難易度がアップします。 自転車用など内装を外すのが困難なモノは無理しないでひたすらマスキングします。

塗りたいデザインが決定したら、重要な作業である −段取り− に入ります。 塗りたいデザインに合わせて、塗っていく手順を考えます。 この時点で頭の中に、ハッキリと完成品をイメージできると作業がスムーズに運ぶと思いますが、慣れないウチは難しいと思います。
作例の場合、ベースの黒を生かして、最終的にチェッカー模様に使うためと銀フレークとの段差を少なくするためにフレアーの黄色から塗り始めています。

フレアーのふちどりはラインを手書きで入れるため、結構雑なマスキングになってます。 帽体に直接、鉛筆で下書きしてあるのが判るでしょうか?

個人的な好みということもありますが、フレアーパターンはちょっと和風テイストにしてるつもりです。 少し野暮ったく、でも力強いカンジが出てるといいなあ なんて。

ヘルメットを乗せているのは拾ってきた電気スタンドを改造したモノです。 首が振れるので具合が良く、回転もします。 身近にあるものを上手く流用すると余分な出費が抑えられますよね。 
黄色や赤は透明度が高い(隠蔽力が弱い)ので、必ず白を吹いてから吹きつけます。 特に作例のようにベースが白で無い場合は注意して下さい。 缶スプレーで塗装する場合、ラッカー系で塗装した上にウレタン系を塗装すると食い付きが悪いので、注意が必要です。 なるべく使う塗料の種類を統一するのが好ましいのですが、仕上げだけウレタンのクリヤーを使う場合などでは必ず下地にラッカーならラッカーのクリヤーを吹いて乾燥させた後にペーパーがけをして足がかりを付けてから、ウレタンクリヤーを吹くようにするとハガレにくくなります。
フレアーの部分をマスキングして、黒部にレインボーのラメをクリヤーに混ぜて塗った後に反射シートをチェッカーの模様に切って貼っています。 クリヤーを全体に数回吹いてペーパーがけをして段差を無くした後にラインを手で描いていきます。

1〜2週間ほど置いて完全に乾燥させて仕上げのクリヤーを吹きます。 ラインを描く塗料は基本的にエナメル系を使うので乾燥に時間がかかります。 乾燥が不充分だとクリヤーを吹いた時にヒビが入ったりして仕上がりが悪くなります。

仕上げのクリヤーを吹いてからラインを入れれば、後でラインだけ描き替える事もできます。

ドス黒い茶色に見える個所はオレンジ風味のキャンディーカラーなのですが、かなり色味を抑えた地味な色です。 オレンジ色のラメをまぶしてあるので不自然な反射色になります。

ハウス・オブ・カラー等のキャンディー専用色を使うと、いかにもカスタムペイントという雰囲気のスカっとした抜けるようなオレンジ色が塗れます。 ここら辺は好みですね。
キレイなラインを筆で描くのは高等技術です。 はじめは丁寧にマスキングしてペイントするか、市販のラインテープを使うほうが確実です。 曲線のマスキングはファインラインテープというモノを使うとキレイな作業がやりやすくなります。 作例では普通にマスキングして、ナイフでカットしてます。 





ラインを描くための塗料はエナメル系という合成樹脂系塗料を使います。 1shotペイントといったライン引き用の塗料も最近では手に入りやすくなったのでオススメです(1缶¥2000〜)。 

そんな高級品は絶対に使わない!というホームセンター命の人は、商品名 カシュー、アルキコート等の他、模型用だとタミヤカラー(エナメル系のほうで水性はNGです)でも可能ですが模型用は吹き付けもできるように粘度が低い(サラサラしてる)ため、シンナーを揮発させて粘度を高くする(ドロッとさせる)必要があります。

塗料のノビがよくカスレない粘度に溶剤で調整します。 粘度の目安は言葉で説明するのは難しいのですが、お好み焼きソースくらいのネットリした感じですかね?
ピンスト専用の筆(¥2000位〜)を使うと、長いラインでもスムーズに引くことができます。 

文字を描くのにはウチの場合はナイロンの面相筆というタイプをよく使います。 画材店で手に入りますが、水彩用などの溶剤に弱い筆を選ぶと穂先がバラけて使いものにならなくなりますので要注意です。

下塗りがウレタンやラッカーでペイントしてあれば、エナメル系の溶剤は下塗りを侵さないので失敗してもやりなおしがききます。 

エナメル系でペイントした上にラッカーやウレタンといった強い溶剤の塗料を塗ると、ふやけてシワシワになってしまいます。 いきなり厚く塗らないで薄くクリヤーを乗せていき、エナメル塗料の上に膜を張ってから本塗りに入るようにします。

写真だと判りにくいですが、近くで実物を見るとラインが微妙に歪んでいます。 プロのペインターさんが塗ったモノだと、ラインひとつ取っても美しさが違いますが、センスと経験が必要になる難しい領域ですね。
エナメル系塗料は車のボディーなどでもラインを引いたり、文字描きに使われます。 ゆっくりと乾燥するために塗料のノビが良く、しっとりとした仕上がりになります。 専用の1shotペイントだと発色が良い上に下地が透けにくく、本当にワンショットで仕上がります。
ウレタンペイントは完全に硬化する前にペーパーをかけると比較的楽に研ぐことができます。 通常は塗装後1日くらいが目安です。 

着古したTシャツやネルの生地などの柔らかい布でコンパウンドをかけます。 5cm四方くらいの大きさで磨いていくのがコツです。 はじめは少し力を入れてこすり、少しずつ力を抜いてさするようにしていきます。

電動ポリッシャーというものがカーショップなどで手に入りますが、¥10000以下の商品だとモーターの力が弱く回転が速いので塗装面を焼きやすく(ガムる)ワックス掛け用と考えた方が良いと思います。 手でツヤを出す感覚を覚えてから電動工具を使うようにしないと失敗した時の被害が大きくなります。

ヘルメットやタンクのような小物は曲面や角がきついので、あまりポリッシャーは使えません。 自然乾燥の場合は1週間くらいおいてから磨くようにしましょう。

写真のポリッシャーは日立製で回転数は固定で900rpmです。 細かい作業がやり易いようにハンドルとアタッチメントを旋盤で作りなおしています。
仕上げのクリヤーが乾燥したら、塗装面に残ったホコリなどを耐水ペーパーなどで磨いて取り除きコンパウンドで磨いて仕上げます。

「急がば回れ」の諺どおり、磨きに近道はありません。 ♯1000くらいで入念に研いで♯1200〜1500で仕上げます。 ここで横着して粗い番手を使うと消えない傷が残ってしまい、コンパウンドをかけてもツヤが出ません。

全面を磨き上げてカッチリと仕上げるミラーフィニッシュと、塗りっ放のシットリした雰囲気の好みに合わせて仕上げられますが、専用の塗装ブースでなければホコリなどが付着するので、塗り放しでも最低限の修正は必要になります。
写真が悪くて色が判りにくいのですが、茶色っぽく見える部分がラメにキャンディーオレンジが塗ってあり、反射シートの分も含めて、段差をならすために3回クリヤーを吹いて、ならし研ぎ、仕上げクリヤー1回で完成させています。

ミラーフィニッシュにする場合はこの作業を数回繰り返す必要がありますが、ウチはペイント屋さんではないのでこの辺のレベルでOK出しです。

美しく仕上げられたヘルメットは蛍光灯の光などの映り具合が、歪みません。
暗闇だとこんな感じに光ります。 蓄光性のペイントと組合せて夜でもペイントパターンが判るのも塗ってみたことがありますが、時間も材料費もかかるのでキツイです。

口で言うと簡単なアイデアも実際にカタチにするのは大変な手間がかかります。

反射シートは曲面へのナジミが悪いのでドライヤーで暖めながら伸ばして水貼りしてます。
視認性を上げるのが目的の反射シート使用なので、フレアーがあまり後ろに廻り込まないようにしています。

照明のないナイトランで、安全性を高めるのに有益な方法です。

反射のシートではなくペイントを使うという手段もありますが、反射塗料専用のクリヤーを使う必要があります(普通のクリヤーを吹くと反射効果が著しく低下します)。

デザインの方向性は同じつもりなのですが、はじめのイメージ画と比べると大分変化してしまってます。


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