トップページ
自作インデックスへ戻る


筆塗りでタッチアップ。 
筆と塗料でできるタッチアップは補修塗装としては手軽に始められますが、奥が深い技術です。
年式の割に程度の良い部品です。 なるべくならオリジナルで保存したいですね。

全塗装しないで、傷やサビを目立たなくしたい時にタッチアップは有効です。 
サビなどで塗装が浮いてハゲている個所はナイフなどでサビを落として下地を作ります。

耐水ペーパーなどだと余計な場所まで傷が入るので、後処理が面倒になります。
使う塗料は乾きの遅いエナメル系(合成樹脂系)です。 塗料の伸びが良く乾燥すればガソリンにも侵されにくくなります。

写真のカシュ−は工業用漆という用途で和風のシットリした発色です。 ¥700前後。 1SHOTは発色が良くピンストライピング用として販売されてます。 ¥2000位〜 。

使っている筆は油性塗料用の安いナイロン毛です。¥300前後〜。

田宮カラーなどの模型用は発色は良いのですが、屋外での使用では色がアセ易いので避けたほうが無難です。
古い車輛で、渋い朱色なのでカシュ−をベースにして1SHOTを混ぜて色を合わせてます。

慣れないと丁度良い量で調色するのは難しい作業です。 基本的に薄い(淡い)色に、濃い色を加えていきます。 このぐらいの量だと筆のシリや楊枝の先に少しずつ塗料を付けて様子を見ながら混ぜていきます。

トンカツソースくらいの柔らかさになるようにシンナーで調整します。

少し盛りあがるくらいに塗ります。 乾燥には最低2、3日かかります。
まくれていたストライプのステッカーは、デザインナイフで切り落とします。

ステッカーの粘着材が残るので綿棒にシンナーを含ませて拭き取ります。 
白のカッティングシートを水に浸して粘着力を落として貼り付けます。 写真の例では3Mのシートを使用してます。 粘着材が強力で柔らかく馴染みが良いので貼るのに少しコツが要ります。

水をつけないと粘着が強力なので位置を合わせるのに貼り直そうとすると、ストライプが剥がれるおそれがあります。

位置が決まったら、シートを傷つけないように爪で密着させていくと下地との段差がクッキリと現れてきます。
デザインナイフで段差のところから余白を切り落とします。
マスキングテープを貼り、紺色を塗ります。 ステッカーの際に塗料がシミルので、ラッカー系を使うとステッカーの粘着材が侵されてまくれる可能性があります。

溶解する力が弱いエナメル系の塗料だと、ステッカーを傷める心配は少なくなります。
乾燥したらマスキングテープをはがして完成です。
カーショップなどで売られているタッチアップ用の塗料は缶スプレーと色を合わせるためラッカー系の塗料になっている事がほとんどです。 ラッカー系は乾きが早いので、大きめの個所をタッチアップしてキレイに仕上げるのは難しくなります。

スポイトなどで蒸発するシンナーを補い、粘度を調整しながら塗ります。 容器に付属している筆だけでは、思うような仕上がりにするのは難しいので、塗る個所に合わせた筆を用意するようにしたほうが、結果的に苦労が少ないと思います。

     


自作インデックスへ戻る


初出/01-05前、補完/01−08後    Copyright (C) 2000-2001  JK design+products



トップページ